数字屋の存在意義
まさしく事実なるものはなく、あるのはただ解釈のみである。
ー 哲学者 フリードリヒ・ニーチェ ー
あなたが思ったこと。
あなたが感じたこと。
それは水面に落ちる雫のように衝撃的で、
しかし、拡がる波紋のように、徐々に薄まっていくようなものである。
このブランドは、
「そんな波紋を永遠に留める一助となるように」
という願いを込めて創られた。
あなたは生きているだけで、多くの情報を得て、多くの意見を聞いて、毎日たくさんの決断をしていく。
「間違っている」と大勢に言われたら、
あなたは間違っているのかと思うかもしれない。
有名人が同じことを言っていたら「正しい」ような気がしてくるかもしれない。
しかし、それはきっと間違いでも正解でもないと、私は思うのだ。
そこにある事実は、時に間違いになり得るし、時に正解にもなり得るような、脆く儚いものであると。
だけど、唯一疑えないものがある。
それは、”あなたが思った”というその事実だ。
あなたが「思った」その事実はきっと、
あなたをあなたたらしめる大切なものである。
そんな想いもきっと時間が経つに連れ忘れていってしまうから、
少しでも心に留めておけるように、できることはしたいと思ったのだ。
人は時間が経つと忘れてしまう生き物である。
それは人間が人間らしく生きていくための、特殊能力のようなもの。
大切な人を亡くし絶望しても、
悔しい涙を流した夜も、
忘れたくないと誓った尊い時間も。
今も尚、胸を張り、「その日の気持ちを1秒足りとも忘れたことはない」だとか、
「その日のことは今でも鮮明に思い出せる」だとか、そんなことは口が裂けても言えない私がいる。
時の流れと共に忘れていく。
忘れないことはできない。
だけど、少しでも、ほんの少しでも長く、「そのこと」を忘れないようにすることはできる。
このブランドが、あなたの想いがそこに居続けるための一助になれば、この上ない幸せである。